薬剤師の成功する転職方法!条件にだまされない!

薬剤師歴7年、31歳女性。東京の都心の調剤薬局で正社員として薬剤師をしています。転職回数は3回あり、最初のキャリは外資系の製薬企業のMRからスタートし、調剤薬局は現在の店舗で2店目です。
どちらの店舗でも管理薬剤師の経験があります。中規模の病院の門前薬局で働いており、ほどほどに忙しい職場で患者さんのためをモットーに懸命に働いています。現在一緒に働くスタッフは同世代が多く、仕事終わりには食事に行くこともあります。趣味は旅行です。

転職では必ず複数の転職会社に登録して比較検討する

 薬剤師の先輩に教わったことです。薬剤師という仕事は比較的他職種と比べて転職する回数が多くなりがちですが、転職活動に失敗しないためには必ず2、3件の転職会社に登録して自分に合った会社の担当者を見つけることが大事だと聞きました。
 実際私の場合は3つの会社に登録したのですが、すぐに連絡をくれてカウンセリングをしてくれたところから、なかなか連絡をくれずに返信も遅い会社、いろいろありました。また、担当者との相性もすごく大事だと感じました。なんとなく本音と話しにくい担当者や、こちらの意見を辛抱つよく聞いてくれる担当者、男性か女性かによっても印象が変わってきますので最低でも3人くらいの担当者と会って相性を見極めたほうがいいと思います。担当者との相性によって方向性などもずいぶん変わってきますので、いい担当者とめぐり会うことはとても大事です。
 薬剤師の転職事情や転職サイトの上手な活用方法について知りたい方は、こちらが参考になります。⇒薬剤師の転職について

 資料だけで安易に決めずに、必ず見学すること

 もう一つ実際に転職活動をしていて痛切に感じたことがあります。求人票を紹介してもらい、年収や立地、扱う処方箋の内容などを読む限り「すごく良さそう!これは期待できるぞ!」と思ってよろこんで見学に行ったところ、実際はものすごく忙しい上に人員が足りずに業務が効率よくまわっていない職場だったり、管理薬剤師の人の雰囲気がどうにも暗くて職場全体があまりいい雰囲気ではなかったり、立地はいいものの薬局の建物自体が古くて使い勝手が不便そうだったり、また薬局自体が不潔な印象だったり、調剤で使う機械などがバージョンアップされている様子がなく業務が不便そうだったりと、実際見てみないと分からない部分はたくさんありました。
 薬剤師は細かい作業が多いので、そういった現場のやり方などはとても重要です。まさに百聞は一見にしかずということで、求人票の印象だけで勝手に決めずに必ず自分の目で見学して確認することが重要です。

見学で感じた直感は比較的当たる!

 第一印象というのはほとんど直感みたいなものですが、今までも薬局で働いてきた人間ならその直感は大体当たると思っていいと思います。特に、雰囲気が暗い、全体的に活気がないなどの印象はその場で働いている人が不満を持って働いている可能性が高いですし、逆に雰囲気が明るく、余裕のある笑顔で働いている薬剤師の多い職場はいい職場だと思って間違いないでしょう。
 条件などを気にしているとどうしてもそういう直感を軽視してしまいがちですが、毎日働く職場として考えてみたときに、この職場で自分が気持ち良く働けそうか?ということをちょっと想像してみるといいかもしれません。

年収だけで判断せず、条件は柔軟に

私の当初の転職活動で主張した条件は、年収の大幅アップとなるべく通いやすい場所でした。しかし実際、条件に合った調剤薬局などを紹介してもらい見学していくなかで、条件が大体合っていても「なんとなくここは違うかな…」と思う調剤薬局も多く、何度か担当者とカウンセリングを重ねるうちに、本当に私が求めていた条件は「気持ち良く患者さんのために働けて、なるべく長く続けられる職場」ではないかと考えを改めるようになりました。年収が高いところはどうしても激務の薬局や一人薬剤師の薬局が多く、離職率も高いところが多いことも担当者から聞きました。
よって、年収にはこだわらず、またエリアも当初よりも広く考えて求人を探してもらったところ、年収は前回よりもちょっと上がるくらいで、乗り換えはないけれども電車で30分かかる薬局を紹介されました。正直あまり最初は気乗りしなかったのですが、実際に薬局へ見学へ行くととても明るく清潔な薬局で、働いている人たちも同世代で活気があり、自分がここで働いている姿のイメージを浮かべることができました。また、その薬局の社長と面接したときに「うちは、結婚や妊娠などで一度お休みしたり辞めたりした女性薬剤師も、その後にまた戻ってきて働いているひとが多いんですよ」と聞き、実際に子育てしながら10年以上働いている女性薬剤師が何人も在籍していることから、長い目で見ることこういう職場で働きたいかもと思いました。担当者にもここの薬局は経営も手堅くて安心経営でおすすめですし、なかなか求人がかからないんですよと言われて大きく心を動かされました。
 最終的な決めてになったのは、そこで働いている女性薬剤師の方から「ここは本当に働きやすいですよ。ぜひ、一緒に働きましょう」と最後に声をかけられたことでした。
 担当者の方にも、ここは私に合っている気がすると太鼓判を押され、結局ここで採用通知をもらうことができたので働くことを決めました。実際働き始めてからも、当初の印象通りとても明るく和やかな職場で、以前に比べてストレスなく業務を行うことができ前向きに仕事に取り組めるようになりました。当初の条件に固執しすぎることなく、柔軟に探すことができたおかげだと思っています。

薬剤師の転職活動で思うこと

 薬剤師の転職活動において、いまだに薬剤師は売り手市場で求人は引く手あまたですが、実際にはなかなか自分に合った薬局を見つけられずに転職を繰り返してしまうひとも見られます。失敗しない転職のコツとしては、まず幅広く情報収集を行うことと、転職会社を味方につけ相性の合う担当者を見つけることが重要だと思います。そして、実際に見学に行くなかで必ず当初の条件や希望とはまた違った気持ちが自分のなかに芽生えてくることもありますので、そういった場合は担当者とのカウンセリングなどを通して自分の本当の希望を見極め、冷静に自分に合う薬局を見つけることが大事だと言えます。